あだり ほどり

思いついたまま書いているブログです。お付き合い下さい。

EUからの合意無き離脱の可能性大 イギリスは何故離脱したいのか。

そもそもEUからの離脱とは何が発端

イギリスがEUから離脱すると言い始めたのはだいぶ前です。

くっついたり離れたがったりと忙しい国ですが、

今年3月29日に予定されている欧州連合(EU)離脱は合意無き離脱の可能性が

現実味を帯びてきました。

なぜEU~離脱したいのでしょうか

 

その前にEU発足の以前のヨーロッパの状況を考えてみましょう。

 

f:id:hiro-hitorigoto:20190120154239j:plain

 

目次

 

ECSC(欧州石炭鉄候共同体)を1951年に発足

第2次世界大戦でヨーロッパは多大な犠牲を払いました。

今後二度とあのような戦争を起こさないため、お互いの友好を深めようと

フランスの政治家であるジャン・モネとロベール・シューマンが外相が

経済協力によってヨーロッパ間を結合してはどうかと提唱しました。

 

結果、加盟したのは

フランス、ドイツ、イタリア、オランダ、ベルギー、ルクセンブルグです。

 

その後、経済統合を目指す動きが活発となり

1958年にEEC(欧州経済共同体)、EAEC(欧州原子力共同体)が発足します。

 

イギリスがEECの加盟申請するも断られる

1961年イギリスは経済の活性化を望んでいました。

自国の国会で議論した結果EECへの加盟を承認されることに、

しかし加盟申請をしましたが、フランスが反対し実現しませんでした。

理由はイギリスが加盟すればアメリカも入って来てEECを支配されるのではと

フランスのド・ゴール大統領が懸念し、拒否したためです。

 

その後1973年にイギリスのEEC加盟は実現します。

 

EECはEU(欧州連合)として発展

イギリスは独特な歩みをEU内で行います。

  • 欧州単一貨幣のユーロを導入せず、自国のポンドを維持使用
  • シェンゲン協定(国境を通過する際検査を必要としない)に不参加
 
移民がイギリスに入って来る

2004年に旧東欧の10ヶ国の加盟を認めるなどEUは拡大路線を続けます。

結果イギリスにもポーランド等からの移民が入ってくるようになる。

加盟国は人や物、資本、サービスの往来を自由としています。

地域では旧東欧の移民で溢れたり、低所得者は仕事を奪われるのではないかと

様々な状態や懸念が発生します。

 

イギリスの特殊性

イギリスは危惧を感じます。

  • 元々イギリスは欧州大陸を外国と認識している
  • ポンドは依然として強い
  • 過去のイギリスの強い歴史
  • 独立心が旺盛

その様な国民性を背景にEUとその閣僚に対して不信感を持ちます。

 

そもそもイギリスは意見がバラバラ

2016年6月の国民投票の結果は離脱派がわずかの差で勝利しましたね。

僅差ですから離脱派と残留派が拮抗している。

 

与党保守党がバラバラ

離脱強硬派、離脱温和派、残留派に分かれている

 

労働党もバラバラ

国会議員は残留派が多いが支持者が多いイングランド北部は離脱を望む傾向

 

北アイルランドの問題もあります。

アイルランド共和国EU加盟国、イギリスが非EUになったら色々な問題が

起きます。以前の様な紛争が起きるかもしれません。

 

何かの拍子に離脱、残留派のどちらかが多くなる

そういう状況です。

 

メイ首相の見通しが甘かったと言わざるを得ません。

 

合意無きEU離脱が現実味を帯びる

合意無き離脱とはどのような事なのでしょう。

EUから離脱する際に何の取り決めも無く実行したら、企業や市民生活に

大きな影響を受ける事になります。

ただ単に

「俺抜けたー」では済まないのです。

 

懸念される事とは

まず物流や交通が大混乱になるかもしれない

何故かと言うと、EU加盟時には存在しなかった国境における税関が復活します。

それに食品や工業製品の安全基準がEUとは違う為、足止めを食います。

すると物流を運ぶトラックが今迄の様に簡単に通過できなくなり、

イギリスと欧州をつなぐトンネルは大渋滞になるでしょう。

そうすると

  • 食料や医薬品が不足
  • 工場に部品が届かなくなる

恐れは十分にあります。

トンネルだけではありません。イギリスの主な港や空港も機能マヒを起こします。

 

世界、日本に対する影響は

前述したことが現実となれば大きな影響が出るでしょう。

イギリスは約8パーセントのマイナス成長になるかもしれません。

これはリーマン・ショックを超える深刻な不況になるかもしれませんが。

 

それに金融市場は普段から敏感に動き数ぎるので、予測できない状態に陥るかも。

日本はイギリスに拠点を置く企業も多いので懸念されます。

特に自動車メーカーは深刻な打撃を受ける可能性がありますね。

 

対策はあるのか

イギリス政府も一応は考えているようです。

  • 車を準備して物流が円滑に行くように展開する
  • 医薬品の備蓄を始めている
  • 民間の船舶を借りて必要な物資を運搬する

何故これまでリスクを背負いながら、今さらEUから離脱したいのか

イギリスの首脳の思惑が全く分かりません。

 

EUも混乱回避の対策を練ってはいるようですが・・・

 

なぜこのような可能性が

イギリスの国会自体が混乱しているからですね。

メイ首相はこの様な混乱を避け、出来るだけスムーズに離脱しようと

離脱合意案をまとめましたが

 

イギリスの議会の一部議員が

EUとの合意をしないで離脱した方が良い。混乱が起きる事よりも

EUと関わりを持ちたくないという事で頭がいっぱい。

狭い範囲の思考しかない議員がいてメイ首相の足を引っ張っている。

 

今イギリス議会は「離脱を延期する」「離脱を止める」「合意無き離脱」

と様々な意見でごった返している。

 

困ったものです。一度入ったグループを離脱する。

国民の大多数が求めているのか判断しないで単なる自己の考えや思い付きで

国策を変えると思いもしない状態に陥ってしまう。

 

国政を預かる人は心しなくてはいけませんね。

 

ちょっと気になる事があります。

イギリスは小さな島国であるにも拘らず、強大な海軍力を持ち

世界の未開発の地域を思いのまま占領、属国にしてきました。

アフリカ人をはじめ人々を奴隷として売買し、インド等をわが物とし、

中国にはアヘンを蔓延させ食い物としてきた過去があります。

 

因果応報てご存知ですか。今ある姿は過去に行った結果が現れている

あれほど凄まじい国を挙げての利己主義を貫いてきたイギリス、

一歩間違えると物凄い混乱が生じ、国を衰退させかねないです。

 

ちょっと余計な事を書いてしまいました。

日本と同じでイギリスも優良な政治家が枯渇したのかと気になったので。

 

賭け屋ってありますよね。

イギリスには英ブックメーカーという大手があります。

ここが予想しています。

合意なき離脱が起きる可能性は

17%

 

 

ここまで読んで下さり、有難うございます。