子供は自分で成長する力を持っている
子供を育てるという事は親にとっては宿命です。責任があります。
「育てるのは学校の役目だろう」
なんて言った人がいて、ビックリした事があります。
いえいえあなた、あなたたち親にも責任があります。
勿論、学校にも責任はあります。
ところで、育てるとはどういう意味でしょう。
広辞苑によると育てるとは
- 生い立つ(おいたつ)ようにする、
- 成長させる、大きくなるようにする
- 教え、導く、しこむ、しつける
と、あります。
ついでに育むについても調べてみると
- 親鳥がその羽根で雛をおおい包む
- 養い育てる、成長発展を願って育成する。
- なでいつくしむ、かばい守る
育てる、育むは学校、家庭両方の責務と考えられます。
本来子供は自分自身で成長する力を持っている。
という事をご存知ですか。
それが間違った方向に行かない様に、指導、助言するのが、家庭、学校の役目です。
身の回りのことを自分でできる子は学校の成績も良い
そのような子には共通点があります。
- 自分の身の回りの事がきちんとできる。
- 親任せにしない。
外から帰ってきて、
- 靴を揃えたり、着ていた服を洗濯用のカゴに入れる。
- 学習用具をきちんと片付ける。
- 食事の後は食器をキッチンに持って行く。
そのような子供は勉強ができるという事です。
身の回りをきちんとできる子は勉強も親の指示を受けなくても、
きちんとやろうと努力します。
今日の夜は見たいテレビ番組があるので、
それまでに宿題や予習、復習を終わらせようと努力します。
例えば「洗濯物が乾いたらたたんで収納にしまってね」と、
お手伝いを頼んだとします。最初は無造作にやるかもしれませんが、
「同じもの同士をまとめてね」とアドバイスをします。
子供は考えますね。靴下は靴下でまとめ、下着は下着でまとめ、シャツもまとめます。そうすれば収納に入れる時も早いし、きれいに収納できます。
それぞれまとめて入れれば良いのですから。
肝心なのは、やって当たり前という態度を取らない事です。
「お母さんがやった方が早い」なんて言っては駄目ですよ。
子供の心は傷つきます。
最初はうまく出来なくてお母さんの負担が増えると思います。
お母さんの忍耐も必要でしよう。
心に余裕をもって、子供が頑張ろうとしている姿勢を見守ってください。
子供は親にほめてもらうと喜びます。
「お母さん、助かるー、有難う」とほめてあげて下さい。
他のお手伝いも積極的にやるようになります。
子供は親にほめられるのが大好きです。
そして、勉強もしなくてはいけないし、友達とも遊びたい。好きな番組も見たい。
子供なりに考え始めますね。
どうしたら、お手伝いを早く終わらせるかという事です。
効率よく物事をこなす知恵
忍耐力が知らず知らずのうちに子供に備わって行きます。
この様なことが勉強にも生かされて、成績が良くなるのだと思います。
では、お手伝いはいつ頃始めたらいいのでしょう。
親のしていることに興味を持ち始める幼少期です。
お母さんのしている事をまねする頃ですね。簡単なお手伝いをさせてみましょう。
少しずつお手伝いをさせて、子供にやる気を持たせましょう。
ここまで読んで下さり、有難うございます。