現代では節分と言うと立春を指すようになりました。
昔の人は体に良い食べ物をよく知っています。
昔の人は節分に何を食べていたのでしょうか。
7つとか9つ食べていたとか、いろいろ言われていますが、
恵方巻だけは超現代のものです。
混ぜないように。でも美味しいから良いか。
料理のお話しの前にこれをご覧下さい。
目次
柊(ヒイラギ)の枝に鰯の頭を刺したものを玄関に挿す
邪気払いです。
焼いたイワシの頭をヒイラギの小枝に刺し、各々の玄関に挿して邪気払いをしていました。ヒイラギの鋭い葉で鬼の目を突き刺し、イワシの匂いと煙で鬼を撃退できると考えていました。
でもこれは、昔の人は病気とか、争いとかの災いから家族を守るために行われてきました。邪気を祓う行事には真剣でした。
それでは節分の代表的な食べ物をご紹介します。
■鰯(いわし)
節分の日には鰯をよく食べると言います。でも、鰯の旬は6月~10月です。
保存が効くようになった最近からでしょうね。
普段でも食べていたでしょうが。鰯は美味しいです。
ご存知かもしれませんが、鰯を食べると体に良いのは半端じゃないです。
- ビタミンD(太陽のビタミンと言われます)が豊富です。骨を強化、糖尿病の予防。
- 骨に含まれるリンは歯や骨を強くする。
- マグネシウムを含む 骨を丈夫にする、酵素の働きをサポート
- カルシウム吸収率が高い 骨を丈夫にして、骨粗しょう症を予防
- 他に、血栓の予防、アルツハイマー認知症の予防、うつ病改善の効果等、体に良い食べ物です。昔の日本人は効能をよく知っていたんでしょうね。
■こんにゃく
昔から「胃のほうき」と呼ばれていました。
- 体内の毒素をきれいにする効果があります。
- 植物繊維が豊富で「特別保健用食品『トクホ』」の規格基準をクリア。
- カルシウムが豊富で神経の興奮を抑える。歯や骨を形成する効果。
- 「セラミド」が豊富で髪の毛や肌の保水成分を守ります。低カロリーですのでダイエットにも効果的です。
■けんちん汁
- 野菜やキノコを多く入れるので非常にカロリーが低く、量を余り気にせずに食べられる。
- 野菜が多い汁はカリウムが多く塩分による健康リスクを大幅に低減できる。
- 野菜やキノコの具材が多いと栄養バランスが良くなる。
※具が多いと塩分が少ないが、味を良くしようと塩を多めに入れないように気をつけましょう。
■恵方巻
以前は「太巻き」と呼ばれていましたが、コンビニで売り出すようになってから「恵方巻」と呼ばれ、豆まきの節分では恵方巻を食べる家庭が増えました。
子供たちの人気の食べ物です。
食べ方があり、恵方巻1本を丸ごと食べると一家の幸福や商売繁盛が叶うと言われています。
途中で食べるのを止めると、運を逃がすと言われていますが、慌てて食べてのどにつかえないようご注意。
■くじら
子供の頃はよく食べていました。安くて一般庶民には馴染みの食材でした。味噌で焼いたのが一番好きでした。
今は生息数の確保のために、一部の国を除き捕鯨が禁止されていますが。
- 脂質が少ない。しかも圧倒的に。
- EPAが豊富?血液をサラサラにする
- DHAが豊富?脳を活性化する
- 他に、くじらには筋肉疲労、尿酸量の調節、活性酸素を抑える抗酸化作用を持つ等、かなり人体に良い効能を持つ。
現在では、くじらはかなり知能が高く、人にも慣れやすく世界的な気運で捕獲が規制されています。かつては油だけが欲しくてくじらを乱獲したり、牛や豚や馬まで食べている人達が捕鯨を禁じています。確かにくじらは美味しいですけど。
簡単には結論が出ない問題です。
■そば
非常に栄養効果が高い、麦(そば)には健康章句品としても注目されています。
■大豆
豆まきでは炒った大豆を使用しますね。
大豆にはどんな栄養効果があるのでしょうか。
この他、大豆には食すると素晴らしい効果があります。
節分の食べ物の効果を述べてきました。昔の人は体に良い旬の食べ物をよく知っていたのが分かります。
各々の食べ物の効能も書いておきました。
私たちも普段から、こうゆうものを食べる事により健康になりましょう。
節分の由来を書いた記事があります。良かったらどうぞ。
https://www.adarihodori.com/entry/setubun-yurai
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。