あだり ほどり

思いついたまま書いているブログです。お付き合い下さい。

やったね トキ個体数増加 野生絶滅ランクを見直す。関係者の努力が報われる。

21年ぶりに低いランクに改善

トキは江戸時代には九州から北海道までいたるところで生息していました。

日本の稲作である田んぼの環境がトキにはあっていました。

田んぼの中にはドジョウやタニシ、カエルが多くいます。

トキにとってはうってつけの餌場でした。

そのため、農業を営む人からは毛嫌いされていたようです。

田んぼを荒らされますからね。

 

明治時代からの乱獲でトキの個体数が激減しました。

要因には次の事が挙げられます。

  • 水田地帯の開発が進む➡餌場の激減
  • 森林地帯の開発➡住むところを奪われる
  • 乱獲➡美しい羽根を布団やほうきに利用され海外にも輸出。肉は食用に
  • 1967年に設立された佐渡保護センターでの餌が原因➡保護しようとしたのですが、餌である魚の寄生虫で翌年には死滅。

1981年に野生の生き残り5羽が捕獲されたのですが、

日本生まれの野生のトキ「キン」が死亡したのを最後に

日本産のトキの血筋は途絶えることに。

日本の環境省は中国から贈呈されたトキを繁殖し、野生化させるために

放鳥する事業を進めていました。

 

今月24日に環境省は野生生物の中で絶滅の恐れがあるものをまとめた

レッドリストの改訂版を発表しました。

 

目次

 

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絶滅危惧ⅠA類に見直す

21年ぶりに危険度合いを示すランクがさがりました。

絶滅危惧ランクには

絶滅(EX)⇒野生絶滅(EW)⇒絶滅危惧Ⅰ類(CR+EN)⇒絶滅危惧ⅠA類(CR)⇒

絶滅危惧ⅠB類(EN)⇒絶滅危惧Ⅱ類(VU)⇒準絶滅危惧(NT)⇒情報不足(DD)⇒

等があります。

 

絶滅危惧ⅠA類とはごく近い将来、野生での絶滅が極めて高いもの

ランクです。

まだまだ絶滅の危険性はありますが、何はともあれ一安心です。

 

個体数が年々増加、関係者の努力が報われました。

中国から贈呈されたトキは野生の下で年々増加していきます。

2008年に新潟県佐渡市で放鳥を開始しましたが、その時は10羽でした。

今年の1月21日現在では353羽までに増えることに。

生殖可能な成鳥は2014年に初めて確認されましたが、その後5年間

観察した結果、個体数も増え続けています。

環境省はこの様な状態を踏まえ「絶滅危惧ⅠA類」の条件を満たしたと

判断することになりました。

 

関係者の皆さんの努力に敬意を表します。

 

中国には感謝ですね。

中国から提供されたトキの繁殖に成功し、野生できる個体数が増加している

為ですが、中国に対しては感謝しなければいけません。

パンダも提供してもらった時は子供たちを中心に大人も喜んでいました。

残念ながら東日本大震災の時の仙台市への提供は、政府どうしの問題により

実現しなかったのは残念ですが・・・。

 

中国と日本の関わり合いは凄く長い歴史があります。

本来だったらアメリカよりも関係を密にするべきです。

いろいろと問題はあるにしてもです。

 

「トキは友好の象徴」

2羽の引き渡しで両国の代表が言った言葉です。

 

遺伝的な問題は解消されそう

以前から気になっていたのが2008年に提供されたトキは5羽です。

それが増えて353羽、一説には約370羽と言われていますが、

 親が同じで子孫が増えていく、これは気になりますよね。

トキはつがいになると一生連れ添う。と聞いたことがあります。

しかし佐渡のトキは元々5羽です。

子同士、孫同士、子と孫がつがいになって行く。

色々と弊害が出て来るのでは。

 

昨年、10月に新しいトキが11年ぶりに中国から提供されました。

2羽です。佐渡トキ保護センターの野生復帰ステーションですごし

後に飼育施設に移してから、佐渡のトキと人工繁殖させるみたいです。

これで遺伝的には多様になる様に目指したいと、センターの人は語っています。

 

 

ここまで読んで下さり、有難うございます。