あだり ほどり

思いついたまま書いているブログです。お付き合い下さい。

甘くてほろ苦いチョコレートの為に働く、貧しい子供たちを救う事が出来るか。

「チョコレートの向こう側に」署名

チョコレートは甘くてほろ苦い食べ物ですが、原料生産の国では

その為に熱帯雨林の破壊や人権侵害が長年続いていました。

このほど、それを絶縁する為にベルギーのチョコレート業界、政府、

非政府組織(NGO)が

絶縁を誓う「チョコレートの向こう側」という憲章に署名しました。

 

何の事と思われる方も多いと思いますが、

私たちが食べているチョコレートの原料はベルギーでは無く、

他の国 アフリカや中南米、アジアで生産されています。

その為、熱帯雨林が切り開かれ、原料のカカオが栽培されています。

そこでは多くの子供たちが働いています。

学校にも行けず、中には人身売買で働かされている子供も数多くいます。

 

目次

チョコレートの歴史

今では誰でも楽しめるものになっていますが初めは

ベルギーに関わらづチョコレートは富豪や勝利者だけの贅沢品

恋の駆け引きにも使われていた。

 

ベルギーにはブランドとしては有名な

世界最大のチョコレート原料工場Callebaut(カレボー)がありますね。

この国はカカオ豆を輸入しブランドを付加して輸出もしています。

なんか変な話です。

当然、チョコレートに加工して輸出もしていますが。

 

アフリカやアジアを植民地化する

ベルギーやフランスはチョコレート生産では有名ですが、原料のカカオ豆は

殆んど寒冷地の多いヨーロッパでは栽培されていません。

多くはアフリカや中南米、アジアとかの熱帯雨林で栽培されています。

 

それが15世紀の大航海時代にスペインによりヨーロッパに伝えられました。

チョコレートがヨーロッパの一般庶民に消費されたのは

19世紀の産業革命後です。

 

貧しい土地が多いヨーロッパは大量に商品を生産する為の原料が

多くはありませんでした。

資本主義と科学の技術だけが発達してはいましたが、人口も多くなく

市場も乏しい地域です。

 

原料と市場を確保する為には他の地域を植民地化する事を考えます。

科学技術が発達したおかげで軍事力は飛躍的に発展したヨーロッパの国々は

圧倒的な軍事力で植民地を増やしていきます。

 

原料を作らせ商品を売りつける

植民地支配の構図は

  • 軍事力で支配する
  • 農産物や天然資源を自国に輸入
  • 国内で商品化して植民地に独占的に売る

植民地はたまったものではありません。

チョコレートに必要な砂糖もそうですね。

アメリカがアフリカから人民を拉致し、奴隷として働かせ砂糖を作らせます。

それをベルギーやフランスが輸入しチョコレートを生産する。

 

それにベルギーは植民地政策に乗り遅れたために

カカオを生産する地域を得る事は出来ませんでした。

その為イギリスやフランスの植民地からカカオを輸入し、

チョコレートを生産しました。

  

現在では植民地は殆んど無くなり、国として独立していますが、

でもヨーロッパから遠く離れた南の島に、フランス領ニューカレドニア

とかありますね。

 

「チョコレートの向こう側」憲章

内容は

カカオ栽培の為に森林伐採、児童労働が指摘

  • ベルギーチョコの生産の為の伐採を終わらせる
  • カカオ生産農家が生計を立てられるよう対価を支払う

等です。

植民地政策の負の遺産は現代も続いています。

 

子供たちを救えるか

特にチョコレート産業は児童労働、人身売買の温床でもあり、

よく問題化されています。

ガーナやコートジボワールではカカオ豆を生産しています。

世界全体で約60%(2014年時点で)を占めています。

その現場では数多くの15歳以下の子供達が働いています。

コートジボワールでは40%、ガーナは10%が学校に通っていません。

 

親の仕事を手伝っている子供だけではありません。

  • 親の借金のかた
  • 誘拐された子供
  • 10万人以上の子供たちが無給で働かせられたり、性的虐待を受けている。そのうち約1万人が人身売買で送り込まれた子供たちです。

これはコートジボアールのカカオ生産の実態です。

子供たちの人身売買は国内だけではありません。周辺国からも調達されています。

子供の値段は日本円で一人当たり約5,000円です。

 

悲しむべきは白人の為に無理やり奴隷とされたアフリカ人が、

同じアフリカ人の子供たちを奴隷として商業取引をしている。

 

2030年までと悠長な事を言っていないで、可哀そうな子供たちを救う

手段を今すぐにでも実行して欲しい。

負の遺産との決別を図って欲しい。

 

まとめ

これは新聞を見て

ベルギーが「チョコレートの向こう側」憲章に署名した事を知ったおり

詳細が書いてありませんでした。

ただ、人権侵害という言葉が気になり検索してみました。

結果、我々が普段食べているチョコレート生産の裏に深刻な事態が

長年放置されている事を知ることになりました。

 

特にカカオを栽培させられている子供たちは、

とんでもない状態に置かれています。

 

それを知ったのは、国際政治学者 六辻彰二さんの記事です。

有難うございます。

 

植民地政策の負の遺産は現代も生き続けています。

ヨーロッパ、アメリカ、中国、日本その他も含めて

国際社会が一丸となって

解決していかないと、今現在も犠牲となっている子供たちを救う事は

出来ません。

 

「チョコレートの裏側」憲章の裏側に深刻な現実がありました。

 

 

ここまで読んで下さり、有難うございます。